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平均評価
2.5
ゆっくり歩いてみて欲しい
2023/07/05
(
晶
さん )
個人的な満足度なら星4です!
全員生存の真エンド後も、気になる所やバリエーション違いのパターンが出てくるので、引き続き楽しく遊んでいます。
が、おそらく難易度を下げる(誰もがエンディングに向かえる)ために目的を明確にしすぎて自由度が高いとは言えない面と、もう少しシビアでハードな(そして自由度の高い)高難易度モードも選べたら、もっと楽しそうだったなーと惜しくもあります。
おすすめ度が若干下がってしまうのは、このゲームを、普通一般の「好きな仲間を選んでパラメータを上げて戦うRPG」だと思って遊ぶと、たぶん「到底クリア出来なさそうな敵ばかり出る」か、「やることが無い、無駄に遅い」あたりの感想になるのだろうと予想するので、人により合う合わないは大きそうと感じました。
作中で話される通り、
敵は時間が経つほど強くなり、
勝つためには人間関係が重要で、
主人公(プレイヤー)にはとてもすごい「見る力」がある。
これらを素直に守れば、おおむね少しの努力と戦況を見る力で「良い勝負(接戦だがプレイヤーの頑張りで勝てる)」になるよう、細心の注意で調整されているのだろうなと、私は感じました。
キャラ毎のパラメータは、プレイヤー側の都合(不利でもこの仲間を連れて行きたいとか、こんな状況でこんな台詞が聞きたいとか)のための補助かなと。
また、「戦闘」と云うより「説得」イベントなのかと感じます。
同じ敵でも状況によって台詞や行動が違ったりしていて、さらに声優さんも各キャラに合っていてすごく上手いので、言ってる台詞と本心が違いそうな場合はかなり心に刺さりました。
感情値によっては本気で戦う気だったり、(あれ?何で戦うの?)と困惑気味だったりしてるぽいのも楽しい。
たぶん、「ループで強くして勝つ」ゲームではなく、「ループで何度でも変化させられる」ゲームかなと感じています。
最初は何を言われているか、何が起こっているか、まるで判りません。示されているものが、何のためのものなのかも。
時には数値を上げるよりも、AIの歩調に合わせてのんびり歩いたり休憩しながら「見て」たりすると、キャラクターの方から何かを語りかけてくるゲームです。
最近はまってることを見せてくれたり、仲良くしたい、あるいは気に食わないと意思表示してきたり。抜群のタイミングで愛や友情を伝えてきたり。
そこで起きるのは、プレイした誰もが読む決められたテキストではないと感じました。
思いがけない時に、表示テキストとは違う言葉を音声で話しかけられることもあるので、気に入ったキャラクターがいたなら、ボイス大きめで色々な状況で長く付き合ってみるのがお勧めです。
急ぎ足で数値を上げてムービーイベント見て終わりだと、なかなか聞けない台詞とかが、たくさん出てきていてドッキリしてます。
全員分付き合ってみたくなってるので、まだまだ長く遊べそうです。
意欲作だが操作性に難あり
2023/06/10
(
NETO
さん )
スイッチとプレステのライトユーザーです。
こちらのメーカーもカレルシステムも未経験でしたが、変化するストーリーがユニークで面白そうだと感じ予約購入しました。
チュートリアルは基本操作のみでストーリーの進め方は不明なので、失敗して世界が滅亡しては強制ループで繰り返し試行錯誤で進めるのがすごく大変です。
最初は世界滅亡まで5日しか期限がないのですが、特定の条件がそろうと敵が出現し、倒すのに成功するとさらに5日延びる、という仕組みになっていて、最後の6番目の敵を倒すとエンディングに到達します。
しかし最初の2択エンディングはいずれも犠牲を伴います。
クリアするとステータスは初期状態に戻りますが、能力はエンディング前の値まで上がりやすくなるという条件でプレイできるようになり、実はここからが本番になるのだとわかりました。
初回で失った仲間を条件次第で助けることができるようになったり、不明だった事実が明かされたりと変化が起きるのです。
初回エンディング後の周回の終盤まで来た時点でのレビューです。
エンディングを何度もクリアすることで本当に楽しめる内容なのに、操作性が非常に悪いのがこの作品の評価を下げる最大要因だと思います。
ロードが入る頻度が異様に高いので、まずこれに辟易します。
次に操作している主人公の移動速度が遅すぎます。会話したい仲間に追いつけない、時間までに行きたい場所に行けないことは大きなストレスです。
主人公は3D方向に動かせるのに視点が固定のため、見づらい上に目的のキャラクターと会話させられないこともあります。
これではエンディングにたどり着く前にギブアップするプレーヤーが続出するのではないでしょうか。
技術的には可能なはずなので、発売日を1ヶ月延期する、定価を1000円あげるなどしてでも操作性の問題をなくせば、結果的に購入本数、評価とも上がったのでは。残念すぎます。