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商品説明
<M-10Xについて>
次世代コンポーネントの⼼臓部を担う技術として
創業100周年を⾒据えて開発された、
増幅帰還エンジン ”LIFES” 搭載の新フラグシップモデル
■デザイン・外装
・側⾯を⼤きくスラントさせた極厚のフロントパネルとボンネットの間に⼤胆な”くびれ”を表現した、CL-1000、D-10Xとも共通する⽴体的な筐体デザイン
・LEDによる電球⾊照明付きの⼤型針式アナログレベルメーターを装備 (より視認性の⾼い⽬盛デザインに改良)
・メーターのマウント位置はBTL(モノラル)モード時に動作メーター(Lチャンネル⽤)がセンターとなるよう位置変更
■電気回路・機能
・あらゆるスピーカーに対するドライバビリティを追求した150W+150W(8Ω)〜瞬時最⼤1,200W+1,200W(1Ω)のパワーリニアリティ
・ハイパワーと密度感のある⾳質を⾼度に両⽴させたバイアス電流設定による最⼤12Wまでの純A級動作
・新・増幅帰還エンジン LIFES 1.0 搭載
・3段ダーリントン4パラレル・プッシュプルの出⼒モジュールを組み合わせた、4×2アウトプット構成
・電源から出⼒段までの主要ラインには極厚の無酸素銅板によるバスバーを使⽤
・BTLモード・バランス⼊⼒時にコールド信号に変換アンプが経由しないBTLストレート回路構成
・平⾓型の銅巻線を採⽤した⾼結合低損失のEI型スーパーレギュレーション電源トランス
・LR独⽴80,000μFの新開発・⼤容量ブロックコンデンサーによるハイイナーシャ(⾼慣性)電源
・すべてのオーディオ回路にレジストの誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス⾦メッキ・ピールコート基板を採⽤
・4接点パラレル接続の⼤型スピーカーリレーとスピーカー端⼦までのバスバー直結⽅式による⾼いダンピングファクターを実現
■機構・付属装置
・シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇や発⽣磁界の影響を隔絶するループレスシャーシ構造
・銅と同等の導電率と真鍮に匹敵する硬度を併せ持ったカッパーアロイ製のRCA⼊⼒端⼦を装備
・微⼩レベルのデリケートな⾳楽信号を不要な振動から守る⼤型グラデーション鋳鉄製レッグを装着
・対応製品どうしの電源連動を可能とする、新たなトリガー⼊出⼒端⼦を装備(3.5mm モノラルジャック/デイジーチェーンも可能)
・⾦メッキによる⾮磁性処理を施したACインレット(装着⽅向を変更し端⼦全体でケーブルの重量をサポートする構造に改良)
・ハイエンド製品専⽤のノンツイスト電源ケーブル JPA-15000をベースに、3.5mm2径の芯線の30%をD.U.C.C.に変更して⾳質を⼤幅にグレードアップした JPA-17000を付属
■新・増幅帰還エンジン LIFES = Luxman Integrated Feedback Engine System
■ODNF から LIFES へ
ラックスマンは、オーディオアンプに求められる⾼性能と⾳楽性を極めるため、創業以来、数々の増幅回路を開発し、製品に搭載することで世に送り出してきました。
1999 年にカーオーディオ⽤アンプに初めて搭載されたODNF (Only Distortion Negative Feedback) 1.0 は、⼊⼒された⾳楽信号を主アンプにフィードバックせずに優れた静特性を実現し、無帰還回路のような⾃然な⾳質の得られる画期的な増幅回路として、2020 年発表の最新進化バージョンであるODNF-u まで、着実な進化を遂げてきました。
そして今、ラックスマンは2025 年に迎える創業100 周年を⾒据え、さらにリアルで瑞々しく豊かな⾳楽性と圧倒的なオーディオ性能を獲得した新しい増幅回路⽅式 “LIFES” を完成しました。
LIFES は、主アンプと歪検出回路からなる増幅帰還回路を統合し、⾳楽信号を司るアンプ製品の⼼臓部を担う、ラックスマンの新しい⽣命(LIFES)ともいえる、増幅帰還エンジン Luxman Integrated Feedback Engine System の頭⽂字を取った略称です。
■LIFES 誕⽣
1999 年以来、⻑らくラックスマン製品の⾳質を⽀えてきたODNF を刷新するにあたり、ラックスマン開発部⾨では、オーディオ性能のドラスティックな改善を果たすため、すべての回路に対してソフトウェアによる再シミュレーションを実施しました。その過程では、バージョンアップを重ねて肥⼤化した回路箇所を⼀旦シンプルにそぎ落とし、回路を構成するパーツひとつひとつの特性を再確認する作業が必要でした。そして、論理的に完成した机上の理想回路をもとに、現状⼊⼿できるオーディオ性能に優れたパーツを時間をかけて吟味し、各回路に当てはめていきました。その後、組み上げた実験基板を既存製品に仮接続しながら、試聴と試作を繰り返した結果、性能も⾳質も、ラックスマンの次世代製品に採⽤するにふさわしいグレードを実現したと判断し、”LIFES 1.0″ として、満を持して8 年ぶりのフラグシップとなる ステレオ・パワーアンプ M-10X に初めて搭載しました。
■LIFES 1.0
1.シンプルかつ⾼性能化
増幅回路の静特性を⼤きくステージアップするため、歪を検出する差分アンプの改良は必須でした。多くのアプローチを検討した結果、差分アンプの初段に優れた特性のN チャンネル・デュアルJFET を採⽤することで、歪の検出精度を⼤幅に向上させました。性能を改善しながら素⼦のパラレル数の削減にも成功し、増幅回路全体の動作構成を⼤きく変⾰することによって、増幅時の歪をおよそ半分に低減しました。
2.定電圧回路の⾼レギュレーション化
⾳楽信号の細やかなニュアンスを伝えるデリケートな増幅動作をサポートするため、新たな⾼性能・定電流源と⽶ビシェイ社製ツェナーダイオードの組み合わせにより、ドライバー段、および⼊⼒変換アンプの定電圧回路を⼀新しました。⼊⼒変動と負荷変動に強く、交流ゲインと直流ゲインを変化させるハイイナーシャ電源により、⾳楽のディテールをしっかりと再現する、レギュレーション性能に優れた電源供給回路を採⽤しました。
3.環境変化に対する改善
増幅回路の安定動作を⽬的として、デュアル・トランジスタを採⽤したカレントミラー型の定電流回路を、LIFES の内部に⽚チャンネルあたり4基配置し、製品の設置される環境温度や電源電圧の変動による影響を徹底的に抑えました。さらに電流増幅段の温度補償はトランジスタとサーミスタを組み合わせ、バイアス変動を抑える構成とすることで、より安定して製品を動作させるための回路に改良しました。
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