新型コロナウィルスの感染状況も落ち着いてきてようやく元の生活に戻りつつありますが、
変異株も出現するなどまだまだ予断を許さない状況でもあります。
私たちの生活は、リモートワークも普及し、働き方の多様性もできた一方で、家に閉じこもりっぱなしになることで
運動不足だけでなくストレスを抱えてしまいがちになる面も生じました。
そんな心身をリフレッシュしたり、運動不足やストレス解消のために様々なサービスやトレーニング、
レッスンなどが出現しましたが、積極的に活用する人はまだまだ少ないようです。
スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスには、ストレス解消やトレーニングを支援するアプリも用意されており、
定期的に運動などをリマインドしてくれるなど手軽な面もありますが、
バッテリー持続時間が短く睡眠モニターなど常に装着し続けて健康管理するという目的には
使いづらい面もありました。
新型コロナウィルスの感染状況も落ち着いてきてようやく元の生活に戻りつつありますが、
変異株も出現するなどまだまだ予断を許さない状況でもあります。
私たちの生活は、リモートワークも普及し、働き方の多様性もできた一方で、家に閉じこもりっぱなしになることで
運動不足だけでなくストレスを抱えてしまいがちになる面も生じました。
そんな心身をリフレッシュしたり、運動不足やストレス解消のために様々なサービスやトレーニング、
レッスンなどが出現しましたが、積極的に活用する人はまだまだ少ないようです。
スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスには、ストレス解消やトレーニングを支援するアプリも用意されており、
定期的に運動などをリマインドしてくれるなど手軽な面もありますが、
バッテリー持続時間が短く睡眠モニターなど常に装着し続けて健康管理するという目的には
使いづらい面もありました。
もくじ
「Fitbit Charge 5」は、トラッカーと呼ばれるタイプのウェアラブルデバイスで、
「バッテリー接続が」およそ1週間弱と「一般的なスマートウォッチ」よりも長持ちします。
約29gと軽量なので常につけていても苦にならない重さで、健康管理のための計測に特化した「トラッカー」タイプにも関わらず、心拍計やストレス管理、NFC(おサイフケータイ)などスマートウォッチに匹敵する機能が内包されているのが特徴です。
スマートフォンと連携して通知の表示なども行えるほか、スマートフォンアプリでは、
詳細な健康状態の推移を確認できます。NFC(交通系ICカードSuica)に対応しているので、
Charge 5だけをつけた状態でウォーキングやジョギングなどに出かけ、
コンビニなどでドリンクを買うなどのちょっとした買い物にも対応します。
スマートウォッチでは、2日に1回程度充電する必要があり、就寝中に充電することも多いので、就寝時のデータはなかなか取得できないこともあります。
筆者の場合、現行機種を起床時に着用し、前モデルを就寝時に着用するという2台体制で常に計測するようにしていましたが、
常につけっぱなしでいられるというCharge 5の体験は新鮮で便利に感じました。
Charge 5の良いところは、睡眠チェッカーが標準で備わっている点にあります。
スマートウォッチでもアプリを追加することで
就寝時の状態を計測できるものもありますが、わざわざアプリを入れたり設定するのが面倒です。
Charge 5では、あらかじめ設定した就寝時間と、起床したい時間(起床アラーム)を
セットするだけで毎日の睡眠の状態を計測してくれます。
その結果わかったのは、毎日12時くらいには布団に入って8時くらいに起きるのを心がけ、8時間くらい寝ていたつもりが、
実は眠りにつくまで時間がかかっていたり、夜中に目が覚めていたなどで、眠っていた時間が6時間半くらいだった日があったり、
浅い眠りが続いているなど眠りの質が悪かった日がありました。
そのような眠りの翌日は、仕事の能率が悪かったり、なんとなく疲れが取れない気がするなどパフォーマンスに影響がありました。また、寝る直前に飲食をしていたり、お酒を多めに飲んだ日などは眠りの質が悪かったなど、寝る前の行動にも影響があったようです。
その計測結果を受けて、就寝直前にたくさん食べない、寝る前はリラックスできるようなお茶などにするなどを心がけた結果、眠りの質が向上したケースもありました。
一方、生活習慣を整えても、締め切り直前などストレスを感じている状態では深い睡眠が少ないなどの影響も見られました。
3密回避で出歩かない習慣がつき、寒くなったことでさらに運動不足が加速してしまった状態では、1日の歩数が2千歩程度やそれ以下の日もありました。Apple Watchでは「スタンド」のリマインダーで、立ち上がって少し歩き回るという行動を促しますが、
Charge 5では不足している運動量を具体的に指示してくるので、足りない歩数を稼ごうという気になります。
逆に、買い物や出かけている際などは達成度合いを知らせてくることがあり、もうちょっと頑張ってみようかという気にもなります。
一方で、ストレス管理など意識して使う機能の中にはハードルが高い操作が必要なものもありました。 ストレス管理では、センサーを指で挟んで3分間静止して計測するのですが、やってみるとただじっと3分間過ごすのは大変なこともあります。 その状態こそがストレスを感じているのかもしれませんが、もっと手軽に短時間で計測できると頻繁にチェックできるのではないかなと思いました。
今回、家族にも装着してもらって数週間ずつ体験した感想は、普段の生活の中でゆるく体調管理ができるデバイスなのではないかというものでした。
毎日ジョギングしたり、目標の体力錬成を達成するというアスリート並みのトレーニングまでいかなくとも、
つい運動不足になりがちな日常で、運動不足を解消するきっかけになったり、生活習慣の改善の気づきを得るなどに役立つと感じました。
もちろん、Fitbitシリーズを長年愛用している人には、もっと活用できる機能があるかと思いますが、
装着しているだけで、自然と健康を意識した行動や習慣へと導いてくれるのは、
活動量計などのヘルスケアデバイスが初めてという人にとっても良いデザインだと思いました。
寒い季節になり、運動不足になりがちな上、年末年始で美味しいものを食べる機会も増えたと思いますので、Fitbitでゆるく健康管理、始めてみませんか?
ライタープロフィール
戸津 弘貴:iPod Styleという音楽プレイヤーやヘッドホンなどを紹介する情報サイトを立ち上げてライターデビュー。現在は、スマートフォンやカメラなどのガジェットやアウトドア、防災関連のライターとして活動中。