今ではヘッドホンの機能としてはよくある機能になったノイズキャンセリングですが、かつてノイズキャンセリングといえば、BOSEのQuietComfortといった時代がありました。
元々は、ヘリや飛行機のパイロット、地上誘導員など騒音下で無線通信を行ったり、聴覚保護のために着用していたものでしたが、
その強力なノイズキャンセル機能を音楽ヘッドホンに応用したのがQuietComfortです。
ファーストクラスに搭乗した際、貸し出されるヘッドホンがQuietComfortだという航空会社もあり、
それがQuietComfortの評価にもつながりました。
日本の気候に適し備蓄しやすく、日本人の主食となったお米。日本の食卓には欠かせませんね。白米はご飯一膳分で約240kcalでありながら腹持ちがよく、
さらにおかずと合わせればよりおいしくいただけます。
そしてお米を炊くための家電の炊飯器は、一人暮らしをはじめ、一家に一台は必要な家電です。
とはいえ炊飯器と一言でいっても、炊くだけのシンプルな機能で低価格のものから、鉄釜を使い多機能でお米を炊く以外の調理を楽しむことができるハイエンドモデルも。
今回はハイエンドモデルを使い、実際にお米を炊いて試食してみることに。
せっかくなので、新米で試してみました。
※比較対象には、筆者のこれまで使っていた炊飯器との仕上がりで味を比べています。
ノイズキャンセリングヘッドホンがどのように騒音を打ち消しているかというと、外側のマイクで外部の騒音を拾い、その騒音と逆の音波(逆位相)を発生させて騒音を打ち消す原理を使用しています。
その際、再生されてる音楽の音も消さないようにデジタル処理で騒音だけを消すようにしているのがノイズキャンセリングヘッドホンなのです。
BOSEは、長年ノイズキャンセリングヘッドホンを開発し続けてきたので、その技術に定評があり、強力なノイズキャンセリング機能を持ちながら音楽再生機能(音質)も良いというヘッドホンを発売し続けています。
そんなBOSEのQuietComfort 45は、他のメーカーにあるようなサウンドコントロール機能やイコライジング機能その他音質向上(拡張)機能などは搭載していません。
ヘッドホンについているボタンは、再生・停止やボリューム調整、外音の取り込みかサイレント(ノイズキャンセリング)の切り替えなどというシンプルなものです。
これはBOSEの特徴でもありますが、一部の機種を除いてヘッドホンなっていると思います。本体にサウンドコントロールを搭載しない傾向があります。
BOSEの開発者たちが一番良い音作り、セッティングを聞いて欲しいという自信の現れなのかもしれません。それゆえに好き嫌いは別れますがそれがBOSEらしさでもあり、次のモデルもBOSEにするという熱心なファンも多いのです。
新型コロナウィルスの状況で、リモートワークとなった際、自宅で仕事をする際に騒音に悩まされるといった問題があり、ノイズキャンセリングヘッドホンが注目されました。また、リモートワークが終了した会社もありますが、電車やバスは窓を開けて運行されるケースが多く、騒音を感じやすくなっていますので、どちらの場合にもノイズキャンセリング機能は重要
となっていると思います。
QuietComfort 45は、やわらかく肌触りのよいイヤーパッドを備え、装着すると静けさに包まれたような不思議な感覚
を覚えます。初めてノイズキャンセリングヘッドホンを使用するのがQuietComfortだった場合、その静けさやつけ心地に感動すると思います。
BOSE QuietComfort 45は、最大24時間の連続再生に対応し、例えば毎日通勤時間だけ使ったとしたら、1週間以上充電しなくても使える
ことになります。
筆者は、QuietComfort が初めて発売されたときにそのノイズキャンセリングの性能に感動して、QuietComfort 2が出たときにすぐ購入しました。以来修理や消耗品の交換をし続けながら実に18年もの間使っていることになります。
もちろん、その間に他のヘッドホンやイヤホンも買って使っていますし、使用頻度は少なくなってはいますが、これほど長い間使い続けているヘッドホンはQuietComfort 以外にありません。
今回、QuietComfort 45を使ってみて感じたのは、最新型だけあって装着感やノイズキャンセリング機能が強化されてるように感じた一方で、変わらぬBOSEサウンドだなという安心感
もありました。もちろん、スペックもパーツ個別の性能も異なるので同じではないのですが、変わらぬBOSEらしさがある、BOSEらしさを感じるというのが重要なのだと思いました。
レビューに際して、家の中はもちろん、外出時や電車やバスの中、アウトドアでの使用など様々な場所で試したり、音楽だけでなく映画の視聴などにも使いましたが、迫力のある低音と気持ちの良い高域のBOSEサウンド
を楽しめました。
映画一本分など90〜120分ほどヘッドホンをつけっぱなしにしているとヘッドホンによっては耳が痛くなることもありますが、QuietComfort 45ではそのようなこともなく、快適に装着し続けられました。
スマートフォンやタブレットなどとの接続はBluetoothを使用しますが、有線での接続にも対応しますので、
スマートフォンで音楽を聴きながら、ジャックを差してPCでの作業に移行するなどもスムーズに行えます。
しっかりしたケースにコンパクトに折りたたんで収納できるので、持ち運びも容易
でした。
お値段はそれなりにしますが、10年以上使えるとすると安いヘッドホンを毎年買い換えるよりもコスパが良いともいえます。
1年間がんばった自分へのご褒美に、また来年も頑張れるように未来の自分への投資に、
QuietComfort 45はいかがでしょうか?
ライタープロフィール
戸津 弘貴:iPod Styleという音楽プレイヤーやヘッドホンなどを紹介する情報サイトを立ち上げてライターデビュー。現在は、スマートフォンやカメラなどのガジェットやアウトドア、防災関連のライターとして活動中。