レンジの調理では加熱に時間がかかり野菜などはしんなりしてしまうことも。

冷凍ご飯や肉などを解凍する際に、中まで解凍しきれないという体験をした人も多いと思います。MRO-W1Zでは、重さと温度を測り、加熱の強度や時間を自動で調整するので、解凍だけでなく、焼き物、煮物などで適切な加熱ができます。

３品まとめて調理できるオートメニューや、クックパッドや食品メーカーとコラボしたメニューなどスマホと連動して調理時間などの設定を自動でセットして簡単に調理できるのもポイントです。

お手入れが簡単な構造なのも毎日使うものならではの嬉しいポイントです。

スチームオーブンレンジができる調理は一通り対応しているほかに、ユニークなのは低温調理でローストビーフや発酵でヨーグルトなどが作れる万能選手です。

スマホ連携も充実しており、レシピをスマホから送るだけで調理ができるのも簡単便利です。ユニークなのは、本体の画面やスマホアプリで操作ガイドを確認するなど説明書を読まなくても大体のことはできてしまうことです。

アプリでは、１週間分のメニューの組み立てから買い物リストの作成、下ごしらえしたミールキットの注文ができるなど、忙しい共働き世代をサポートする機能が満載で、面倒から解放してくれる機能が充実しています。レシピも購入後にスマホから増やせますのでレパートリーは無限大。

高機能、上位機種なのにコンパクトなのもポイントです。今使っているレンジとサイズがそう変わらなければ置き場所にも苦労しないと思います。

ご飯の温めや冷凍した肉や魚の解凍などの普段使いから、チキンのグリルやパン焼きなどの本格的な料理まで美味しく仕上げることができます。最高温度350℃は、家庭用オーブンレンジとしてはトップクラスの火力で、鳥の唐揚げなどもジューシーに仕上がります。

「時短」や「３品同時で手間いらず」よりも「美味しく仕上げる」「多彩なメニューにチャレンジ」などの料理を楽しむ、本格調理に挑戦したいという料理が好きな人向けのモデルと言えるでしょう。

タッチパネルは5インチの大画面で操作もしやすいのが特徴。
庫内がコーティングされておりお手入れが簡単なのも使い続けるには嬉しい機能です。

スチームオーブンレンジの草分け的存在で、歴史がある分機能も充実しています。 スチーム（水蒸気）だけで調理を完結できるのはヘルシオだけの特許技術で、業務用調理器具に採用されているものと同じ仕組みです。

多彩なメニューに対応するほか、 「まかせて調理」や「らくチン一品」などの自動調理機能が便利です。

調理時間単体でみると他機種よりも長く時間が必要なメニューもありますが、 ほったらかしでOKなのでセットしたら他の家事や仕事をやりながら出来上がりを待つなど全体の効率で考えれば楽になる場面も多いことでしょう。

手軽に、美味しく、あと一品など、現代のライフスタイルにマッチしたオールマイティなモデルと言えるでしょう。


スチームオーブンレンジは、各社フラッグシップモデルとしてラインナップしているので、 高機能でパワフルなのが特徴です。また、各社の目指すコンセプトが分かれており特徴が出ているのも選ぶ楽しさがあります。

ライフステージやスタイルの変化で、調理家電に求める機能も変わってきますので、手間なく簡単なのか、じっくり美味しくなのか、など目的に応じたモデルを選んでいただければと思います。

ライタープロフィール

戸津 弘貴 ：iPod Styleという音楽プレイヤーやヘッドホンなどを紹介する情報サイトを立ち上げてライターデビュー。現在は、スマートフォンやカメラなどのガジェットやアウトドア、防災関連のライターとして活動中。