週刊特集コーナー第16弾!(バックナンバーはこちら)
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前編からの続き。全国のお父さんたちに捧ぐ「俺のスイーツ」コーナー!
「クリスマスケーキ」や「バースディケーキ」をお父ちゃんがつくって、
奥さん、子どものハートをがっちり捕まえよう!
ちなみに筆者は、ほぼ料理ができない人間で、
年に一回くらいのチャーハン作りと、
「誕生日ケーキ」、「クリスマスケーキ」作りくらいしかしない
完全な素人料理人。
ケーキ作りのきっかけも、前編のとおり、
お小遣いが無いからなのだ!
だけど、偉そうに紹介する。
ちょっとかじって教えたがりの週末ゴルファーの如くたちが悪いぞ。
それじゃ、ビリー隊長のごとく紹介していくぜ。用意はいいかい?
まずは、道具の確認だ。
前編でも紹介したけど、細かいものを合わせてのおさらいだ、しっかりメモっておけっ。
道具一覧
■ボウル大3個くらい、小3個くらい | …間違っても加藤良三と書いてあるボールは買うな! |
■粉ふるい | …ザルから、専門のものまであるぞ! |
■ケーキの型 | …今回は18cmホールケーキの型 |
■ケーキの型に貼るクッキングシート | …最初から型に合わせてカットしてあるのもある |
■はかり | …目分量はやめておけ |
■ハンドミキサー | …ない場合は、泡だて器と根性 |
■ヘラ | …男なら「さい箸」でも可 |
■パレットナイフ | …ジャックナイフ不可 |
■回転台 | …今回は100均の調味料回転台を流用 |
■キッチンペーパー | |
■パン切包丁 | |
■オーブンレンジ |
オーブンレンジとハンドミキサーとはかりはノジマオンラインで買うんだぞ。いいかい?
それが無いとこのコーナー自体の存在が困難だ!
我々の明日のおまんまは、お父さん方にかかっている!そこが第一のポイントだ!
それ以外は、100均に大体あるから、メモを持って揃えてくれ。
道具の準備ができたら、食材にうつる。
食材はどこのスーパー、コンビニでも売っているありふれたものだ。
大丈夫だ!特別なものは一切使わないぞ。
そういった、特別なものは、Co●kPadを見てくれ!
食材一覧(18cmホールケーキの場合)
スポンジ | |
---|---|
■小麦粉(薄力粉) | …130g |
■砂糖 | …130g |
■卵 | …4個 |
■クッキングシートを ケーキ型に貼るためのバター |
…少量 マーガリンでも可 |
■ホイップクリーム | |
■生クリーム | …300ml (だいたい200mlで売っているので2個だと余る) |
■砂糖 | …大さじ3杯 |
■氷水 | …ボウルを冷やすために使用 |
さて、そろそろビリー隊長風も疲れたので、普通に紹介。
スポンジ作り準備編
まず型の準備。クッキングシートを底面と側面に合わせた形で切る。
クッキングシートに、バターを薄く塗り、糊の代わりにして、型に貼りつける。
この時、バターナイフにパンのカスが付いていると鬱陶しい。
つぎに小麦粉をふるいにかける。
あとあと生地に混ぜるとき、ダマになりにくくするため。
ちなみに筆者はこの工程で大体小麦粉を少量こぼす。
よって、最初からちょっと多めに小麦粉を用意するのだ。
地球には優しくない。
さらっさらになったら小麦粉の準備はOK!
卵白(白身)と卵黄(黄身)に分ける。
分けられない人は、こればっかりは修行して。
この時、そのまましょう油かけて、ご飯と一緒に食べたい衝動に駆られるが、
そこは大人なので我慢。
準備段階でお気づきの方も多いと思うが、
普通はキッチンでやる作業をテーブルで行っている。
これは筆者の作業開始が遅く、妻の夕食準備時間となってしまったため、
キッチンを追い出されたからだ!
そのおかげでとんだトラブルに巻き込まれるのだが、
それは次の実践編で。
スポンジ作り実践編
まず先ほど分けた「卵白(白身)」を泡立てる。
ここは間違えないように。
テーマは、
液体である卵の尊厳を破壊し、お前は固体だと思わせること。
最初はただの白身ですよー。
ところが、混ぜることによって、固体になっていくのだ。
なので、とにかく混ぜる!混ぜる!混ぜる!
ここでハンドミキサーも登場し。
MAXパワーで混ぜまくり。
しっかり角がたつようになったら、
次の工程へ。
ところでお気づきの方もいると思うが、
先ほど記したように、キッチンでないところで調理をしているため、
ハンドミキサーの電源コードがコンセントに届かないという事態が発生。
ギリギリのところで、ミキサー混ぜ中。
液体としての尊厳が失われた卵白に、続いて砂糖を投入。
砂糖投入後は、またとにかく混ぜる。
ハンドミキサーも継続してパワーMAXで混ぜていく。
すると、泡立てた卵白がツヤッツヤに!
これが俗にいう「メレンゲ」
卵白がメレンゲに進化する瞬間は、
まさにツーツーレロレロが県知事になるようなもの。
そのまんま東現象と言えよう!
ツヤッツヤのメレンゲに黄身を投入。
まちがってもにんにく卵黄を入れないように。
投入後これまた混ぜる。
クリーミーな感じになったらOK。
ここは筆者も、どこまで混ぜるかあまりわかっていない。
大体こんなもんでしょ!という感覚でやっている。
ここからは、ハンドミキサーは使わない。
次にホイップクリーム作るまでしまっておいて。
間違って、ここからの工程でハンドミキサーを使うと、
ものすごく固いスポンジケーキができる。
顎に自信のある家庭以外は推奨しない。
そうそう忘れていた。
小麦粉投入の前に、オーブンの設定をしておこう。
オーブンは160度50分の設定で予熱。
プロはもっと早い段階で予熱準備すると思うが、
我々素人は手際が悪い。
このくらいの準備でちょうど良い。
オーブンの準備ができ次第、下記手順に戻る。
黄身を混ぜたメレンゲに、ふるった小麦粉を、ちょっとずつ投入し、
ヘラを使って、サクサク切るように混ぜる。
余り混ぜすぎると固くなる傾向にあるらしいので、慎重に泡に混ぜるようにサクサクやる。
ダマになりそうなところ中心にサクサクやっては、
また小麦粉を入れ、サクサクやっては、入れるってな感じで、
全体に小麦粉が混ざったら、生地づくり終了。
できた生地を、準備した型に流し込む。
流し込んだら、上から落として、空気を逃がす。
我々の手際だと、ちょうどこのくらいで、予熱OKの合図がオーブンから流れるだろう。
トントンやったら、オーブンに投入。
あとは50分待つのみ。
でも50分よりもうちょっと短い方が良いかも、と最近思う。
なぜなら、いつもこの間に別なことやっていて、焼きすぎるから。
オーブンの中撮影したいけど、写り込みが激しく、伝えられない。
サラダ油写ってるし。
具材とホイップクリームの準備編
といいたいところであったが、
オーブンに入れた直後に、
筆者の息子より、運動会の徒競走で1位になるには?
と非常に重要な問いかけがあった。
徒競走ほど子どもにとって重要な儀式はない。
筆者は息子と外に出て、
スタートのタイミング、トラックでの位置取りなどを、
体を使ってレクチャーし、一緒になって練習した。
これにより、スポンジケーキの存在が一時的に誰からも忘れ去られる。
改めて1.スポンジケーキの取り出しと具材の準備
徒競走の練習をしているとき、
ふと何かをやりのこしていることを思い出す。
そうだ「スポンジケーキ」を焼いていたんだ。
急いでキッチンに戻ってみるも、
時すでに遅く、タイマーは55分を指していた。
スポンジケーキは見てのとおりしっかり膨らんでいるものの、
明らかに5分焼きすぎている。
これを読んでいる方は、ぜひ時間を守っていただきたい!
さてそんなわけで、スポンジケーキを取出し、
ひとまず冷ます。
冷ましている間に、中に入れる具材の準備に取り掛かるとしよう。
本日の具材は、マンゴー&黄桃とパイン&黄桃
どんだけ桃好き!?
缶を開け、シロップを別のボウルに移す。
シロップは、そのままスポンジに使うので、
けして飲みたい衝動に駆られたからと言って、飲んではならない。
必ず余るので、その時の楽しみにとっておこう。
具は、適当な大きさに切る。
テストの適当に答えよは適当に答えてはならないが、具は本当に適当で良い。
ホイップクリームを作るに当たり、一番大きいボウルと次に大きいボウルを用意する。
一番大きいボウルに氷と水を入れ、その上に、次に大きいボウルを入れて
冷やしながら作れるようにする。
ホイップクリームは今回植物性のものを用意した。
通常パッケージには、ホイップクリームの作り方が書いてるのだが、
用意した製品には、栗原はるみさんのレシピが書かれている。
栗原はるみさんには申し訳ないのだが、
普通のホイップが作りたい我々素人は、確実に戸惑うであった。
氷水入れていない方のボウルに、クリームを入れる。
そして砂糖を大さじ3杯投入する。
見てのとおり、大さじ3杯も実際のところざっくり入れている。
細かいことは気にしない。
ホイップクリームを混ぜる際、
一番注意しなければならないことが、混ぜすぎること。
今までグイグイ混ぜていた勢いをそのままに混ぜると、
確実に「分離」する。
分離した生クリームはもはやバター
トラが木の周りをぐるぐる回るのと同じ現象が起こる。
よって、ハンドミキサーを使いつつも、低速で状態を見ながら混ぜるのがベター。
しっかりと角がたったらホイップクリームの完成。
デコレーション編
冷ましたスポンジをカットする。
見てのとおり、焼きすぎたため、耳が多いが気にしないことにする。
上のドーム状の部分は、カットする。
デコレーション的に邪魔なため切るのだが、これはスタッフが後程おいしくいただいた。
パン切包丁を活用し、真ん中も切る。
このパン切包丁。100均のモノを用意したため、切れ味があまり良くない。
ぜひとも、良いものの購入を推奨したい。
カットしたスポンジの上下にシロップを塗る。
シロップは先ほど空けた缶のフルーツシロップを活用
刷毛を使ってざっくり塗る
そのままだと、スポンジがパサパサだから塗る。
でもふんわりが好きな人は塗らなくていい模様。
筆者としては、缶のフルーツのシロップがもったいないので塗る。
作ったホイップクリームを中間層に入れ、
具材を適当に配置、追いクリームをして上の階層を載せる。
考えてもしょうがないので、適当に配置。
余談であるが、我が家の末っ子1歳児は、
カメラで撮影すると、習性としてポーズをとる。
このケーキ作成撮影中も、横でずっとポーズをとっている。
撮影しているのはケーキで、君じゃないぞ。
アイドルとしてもって生まれた性(さが)なのだろう。
しかしながら父ちゃんに似たら、一重だぞ。アイプチ準備しておけ。
いい加減、カメラのファインダーがこっちを向いていないことに気づいたのか、
パパ、パパ言い始めてきた。しょうがないのでとる。満足いただけたでしょうか。
100均で購入した右の回転台が役に立つときがくる。
回転台を下に置き、ケーキのトレイを上に置くと、なんとクルクル回せるようになる。
ろくろの如く回せるので、これにより滑らかにクリームを塗ることができる。
陶芸家のように、職人肌で塗っちゃおう。
まずはパレットナイフを使って、たっぷりのホイップクリームをとり、
ケーキの一番上に乗せる。
パレットナイフを固定して、下のトレイを回す。
回転台の効果がこれ、たちまちキレイに上部が塗り終わる。
写真のバックにナイフと拭いてるキッチンペーパーが見えており
かっこ悪いのはご愛嬌。映るところに置くなよと。
横も塗って、同じくパレットナイフを固定し、
トレイをクルクル。
正直横は難しい。
一通り塗り終えたら、下塗り完了。
冷蔵庫でクリームを落ち着かせる。
冷蔵庫で15分くらい寝かせたら、取り出す。
下塗り同様に、たっぷりとホイップクリームを上に乗せ
またパレットナイフを固定してクルクルと。
これまた横が難しい。
映画ゴーストよろしく、ろくろを楽しんでいただければと。
というわけで、本塗完成。
ここから先は、お任せで。
絞り機使って、コテコテにデコるもよし。
メッセージを書くもよし。
今回は、とくにイベントが無い中、
この企画のためだけに作りましたので、
何も書くことが無い。
あえて挙げるならば、広島カープ初のCS進出おめでとう!か。
特にないので、クリームでトグロを巻かせ、
真ん中に余ったフルーツを乗せて、
ひとまず完成。
完成形が非常に雑な形に。
なぜならば、このケーキより先に妻の夕食が完成してしまったがために、
制作を急かされたからだ。
子どもたちも、ケーキより腹減ったの大合唱だ。
腹が減っては戦もできず。
というわけで、作り終えたので食事。ケーキは食後のデザートへ。
あとがき
食後ケーキをだせば、
子どもたちからは拍手喝采。よっ!まってましたよ!
てな感じに我が家は祭りに。
「今日誰か誕生日だっけ?」の質問は、「○×▲●の誕生日だよ」と適当に流す。
一応、誕生日、クリスマス以外にホールケーキが飛び出ると、
こいつは簡単に喰える代物だぜ!とか思われちゃかなわんので、
特別感の演出だけは抜かりなく用意すべし(といいつつ、返答は適当なんだけど。)
砂糖と生クリームと小麦粉であれば、よほどじゃない限り不味いもんにはならない。
美味いもの食べればみんな満足し、笑顔になる。
我が家はそれが特に顕著で、美味いものを与えた人が、勇者となる傾向にある。
パパありがとーの大合唱!
これですよ。これを期待するがためにお父ちゃんは作ったんだよ。
昭和でなく、この平成の世の中でも、
父ちゃんがヒーローになれる瞬間。
てなわけで、
この瞬間を、味わいませんか?
「俺のスイーツ」で。
あとがきのあとがき。
ぜひ、そのヒーローのお供に、当店のオーブンレンジをよろしくどうぞ!
→ 低価格帯のヒーター式レンジは、焼き方にムラが出てしまいます。
ケーキ作りには、熱風で生地全体を熱して、均一にスポンジが広がる
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