こんにちは、ノジマオンラインのPC・周辺機器担当の「はた」です。
2022年6月29日に発表されたSonyのゲーミングギア「INZONE」シリーズ。そのゲーミングモニター第二弾の「INZONE M3(SDM-F27M30)」を今回もノジマオンラインがいち早く入手。FPS歴25年の「はた」が、を前回に引き続き実機レビューをしていきます!
こんにちは、ノジマオンラインのPC・周辺機器担当の「はた」です。
2022年6月29日に発表されたSonyのゲーミングギア「INZONE」シリーズ。そのゲーミングモニター第二弾の「INZONE M3(SDM-F27M30)」を今回もノジマオンラインがいち早く入手。FPS歴25年の「はた」が、を前回に引き続き実機レビューをしていきます!
もくじ
2022年7月8日(金)に発売された映像美追求モデルの「INZONE M9」。それを追う形で2022年12月1日(木)に発売されるFull HD/240Hz対応のゲーミングモニター「INZONE M3」。
リフレッシュレートと画面の視認性に特化した「INZONE M3」。アクションや格闘ゲーム、そして特に対人系のFPSゲームでその真価を発揮します。
-主な特徴-
•240Hzのリフレッシュレート、応答速度1msによるなめらかな映像表現
•NVIDIA® G-SYNC®Compatible、VRR(HDMI2.1)に両対応し、PCでもPS5™でもカクツキを防ぐ
•IPS液晶パネルによる発色の良さと視野角を実現
•sRGBカバー率99%、最大色表示10.7億色による鮮やかな色表現
•VESA DisplayHDR400の認証を受けた高画質
•オートKVMスイッチ、PCソフトウェアなど基本機能も充実
•モニター周りのキーボード・マウスのレイアウト自由度が高い三脚式スタンドを採用
-主な仕様-
•Full HD 240Hz 27インチゲーミングモニター
•パネル(画質):IPS液晶、ノングレア
•パネル(その他):2W×2内蔵スピーカー、
•ゲーミングアシスト:ブラックイコライザー、クロスヘア、タイマー、フレームレートカウンター
•PS5との連携機能:オートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モード
•メーカー保証期間:3年
6月に発売されたM9とのスペック比較。前回のレビューでも取り上げた、エルデンリングや原神など、INZONEモニターは色々なジャンルを幅広く楽しめますが、映像美を追求し没入感を味わうゲームには「INZONE M9」が向いており、FPSや格闘ゲームなどコンマ1秒を争う対戦ゲームには「INZONE M3」に軍配があがります。
Series | INZONE M9 | INZONE M3 | |
Model Code | SDM-U27M90 | SDM-F27M30 | |
液晶パネル | 画面サイズ (対角線) | 27インチ (68.4cm) | 27インチ (68.6cm) |
アスペクト比 | 16:9 | 16:9 | |
パネルタイプ | IPS液晶、ノングレア | IPS液晶、ノングレア | |
解像度 (画素数、縦x横) | 3840 x 2160 | 1920 x 1080 | |
リフレッシュレート (垂直走査周波数) |
DisplayPort: 24 Hz - 144 Hz HDMI: 24 Hz - 120Hz |
DisplayPort: 24 Hz - 240 Hz HDMI: 24 Hz - 240Hz |
|
可変リフレッシュレート (VRR)技術 |
Adaptive-Sync (VESA DP), NVIDIAⓇ G-SyncⓇ Compatible, Variable Refresh Rate (HDMI 2.1) | Adaptive-Sync (VESA DP), NVIDIAⓇ G-SyncⓇ Compatible*1, Variable Refresh Rate (HDMI 2.1) | |
応答速度(GTG) | 1ms (高速モード) | 1ms (高速モード) | |
バックライト技術 | 直下型LED部分駆動(フルアレイ・ローカルディミング) | エッジ型LED | |
HDR方式 | HDR10, HLG | HDR10, HLG | |
VESA DisplayHDR™ | DisplayHDR600 | DisplayHDR400 | |
輝度 (標準値) | 450cd/m2 | 400 cd/m2 | |
ピーク輝度 (標準値) | 600 cd/m2 | 400 cd/m2 | |
コントラスト比 (標準値) | 1,000:1 | 1,000:1 | |
ダイナミックコントラスト比 (標準値) | 80,000:1 | 1,000:1 | |
表示色域 | 95%以上 (DCI-P3カバー率) | 99% (sRGB カバー率) | |
最大表示色 | 10.7億色 | 10.7億色 | |
視野角(水平/垂直) | 178° | 178° | |
表面処理 | ノングレア | ノングレア | |
ブルーライト軽減 | ●(TÜV Rheinland認証) | ●(TÜV Rheinland認証) | |
フリッカー軽減 | ●(TÜV Rheinland認証) | ●(TÜV Rheinland認証) | |
ゲーム機能 | 画質モード | スタンダード, FPSゲーム, シネマ, ゲーム1, ゲーム2 | スタンダード, FPSゲーム, シネマ, ゲーム1, ゲーム2 |
ブラックイコライザー | 対応 | 対応 | |
ゲーミングアシスト機能 | ブラックイコライザー、クロスヘア, タイマー, フレームレートカウンター | ブラックイコライザー、クロスヘア, タイマー, フレームレートカウンター | |
PCソフトウェア | INZONE Hub | ● | ● |
PlayStation(R)5との連携機能 | オートHDRトーンマッピング | ● | ● |
コンテンツ連動画質モード | ● | ● | |
ユーザー | オンスクリーンメニュー | 搭載(本体ジョイスティック操作) | 搭載(本体ジョイスティック操作) |
インターフェース | 表示言語 | 日本語/英語/フランス語/イタリア語/韓国語/ポーランド語/ロシア語/スペイン語/トルコ語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字) | 日本語/英語/フランス語/イタリア語/韓国語/ポーランド語/ロシア語/スペイン語/トルコ語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字) |
専用PCソフトウェア | INZONE Hub, Color Management (ICC) | INZONE Hub, Color Management (ICC) | |
背面ライティング機能 | ●(13色) | ー | |
オーディオ | 内蔵スピーカー | 2W x2 | 2W x2 |
接続機能 | 入出力端子 | DisplayPort x1 (Ver. 1.4)/HDMI x2 (Ver. 2.1) | DisplayPort x1 (Ver. 1.4)/HDMI x2 (Ver. 2.1) |
USB Type-C x1 (DP Alt Mode, Upstream) | USB Type-C x1 (DP Alt Mode, Upstream) | ||
USB Type-B x1 (Upstream)/USB Type-A x3 (Downstream) | USB Type-B x1 (Upstream)/USB Type-A x3 (Downstream) | ||
ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack) | ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack) | ||
オートKVMスイッチ | ●(オートUSB Hubスイッチ) | ●(オートUSB Hubスイッチ) | |
HDMI機器制御I (HDMI CEC連動) | HDMI機器制御I (HDMI CEC連動) | ||
HDCP2.3対応 | HDCP2.3対応 | ||
スタンド | 高さ調整幅 | 70 mm | 70 mm |
チルト角 | 0° - 20° | 0° - 20° | |
VESAマウント (幅 x 高さ) | 100 x 100mm | 100 x 100mm | |
電源 | 電源 | 110V - 240V AC, 50/60Hz | 110V - 240V AC, 50/60Hz |
消費電力 (標準値) | 139W | 103W | |
付属品 | 付属品 | AC電源アダプター, AC電源コード, セットアップガイド, 取扱説明書, Color Calibration Factory Report, 保証書, INZONEステッカー | AC電源アダプター, AC電源コード, セットアップガイド, 取扱説明書, Color Calibration Factory Report, 保証書, INZONEステッカー |
外形寸法(幅 × 高さ × 奥行) | スタンドあり | 約61.5 x 47.9 x 24.8 cm | 約61.5 x 47.9 x 24.8 cm |
スタンドなし | 約61.5 x 36.3 x 7.3 cm | 約61.5 x 36.3 x 7.3 cm | |
外箱 | 約69.0 x 46.2 x 22.8 cm | 約69.0 x 46.2 x 22.8 cm | |
質量 | スタンド付き質量 | 約6.8 kg | 約6.2 kg |
スタンドなし質量 | 約4.6 kg | 約4.1 kg | |
梱包質量 | 約10 kg | 約9 kg |
INZONE M3最大の特徴とも言える240Hzの高リフレッシュレート&応答速度1ms。素早い動きを滑らかに表示し、残像感も少なくクリアな映像表示が可能です。
FPSなどのゲームでは最低でも144Hz以上がオススメとされているので、240Hzもあればどんなに動きの激しいゲームでもヌルヌル映ります。1/240秒=0.004秒の映像を体験できます。(240Hzリフレッシュレート=1秒間映像を240枚のパラパラ漫画で表現している状態)
でも、ただリフレッシュレートが高いだけでは、良いゲーミングモニターとは呼べません。 (大まか言えば)PCやPS5で出力するコマ数をフレームレート、モニターで表示出来るコマ数をリフレッシュレートと呼びます。 この映像データ出力のフレームレートと、データ受信のリフレッシュレートのコマ数が噛み合ってないと、ティアリングと呼ばれる映像の崩れや、データ受け取りを無理やり足並み揃えようとする事で画面が一瞬止まるスタッタリングが出てしまいます。 そのコマ数を受信データに合わせて自動で変更してくれる「可変リフレッシュレート」も優秀。NVIDIA G-SYNC CompatibleとVRR(HDMI2.1)の両方に対応しており、ゲーミングPC・PS5どちらでも、ティアリング・スタッタリングを減らしてくれます。
INZONE M3は、DisplayHDR400認証で輝度の階調が広いため、明暗どちらにも強い描写が可能に。また、10.7億色表示で高い色再現性と滑らかなグラデーションで、ゲームの世界を色鮮やかに再現。 また、応答速度優先でTNパネルが採用されたゲーミングモニターにありがちな「色が白っぽくのっぺりしてて、普段使いし辛い…」なんてこともなく、発色のよいIPSパネルを採用しているため、視野角も広く見る確度での色ムラも出辛いので、動画サイト視聴などの普段使いもしやすい一品です。(ゲーマーなら、上手い人のゲーム実況動画も良く見ますしね)
また、明るさ・コントラスト・シャープネスを調整することで、黒を持ち上げ暗所の敵の視認性を上げたり、色あい・色の濃さ・色温度を調整して設定を保存する事で、ゲームタイトルごとに好みの調整を呼び出す事が出来ます。FPSでは視認性重視、RPGでは美しさ重視の設定など。(個人的にゲーム毎のオススメの設定なども後述に記載)
PC接続利用時には専用ドライバー「INZONE Hub」を入れる事で、アプリケーションごとに自分で設定した画質モードを保存できるため、ゲームタイトルを起動するだけで、好みの設定に自動で切り替わります。
また、「オートKVMスイッチ」機能で周辺機器の接続先を自動で切り替え出来るので、本モニターに別々のPCを2台つなげても、マウス・キーボード・ヘッドセット等をモニター側のUSBポートにつなげる事で、どちらのPCでも利用出来てしまいます。
その接続端子も充実。左から「HDMI2.1×2、DisplayPort1.4、USBC(DP Alternate mode対応/Upstream)、USB-B(Upstream)、USB-A×3 (Downstream)、ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack)」と、各種 最新規格の端子が取り揃っています。
INZONEモニターの特徴とも言える三脚スタンド。これが使ってみると、マウス&キーボードのゲーマーには割りと好評な様です。通常のモニターでは、キーボードとマウスをモニターと平行に置く場合が多いですが、この3本足の隙間を活かして配置出来るので、自分好みのデスクレイアウトが出来ちゃいます。
私も実際にマウス&キーボードでプレイしてみましたが、このモニターを抱え込むような「ナナメ置き」が自然な腕の向きになり、かなり楽でした。(私も学生時代はFPSもPC勢だったので、あの頃にこんなスタンドのモニターがあれば良かった…)
なななんと、2022年12月1日(木)発売予定の「INZONE M3(SDM-F27M30)」が入っているではありませんか!!
…茶番はここまでにして、早速INZONE M3の開封レビュー始めます。
付属品は「モニター本体/スタンド/スタンドの足/足用ネジ/電源アダプタ/電源コード/ケーブルバンド」、それにINZONE M9にはなかった物として、「DisplayPortケーブル1.8m」が付属品に追加されていました。
(※今回お借りしたのはデモ機なので、製品版にはこれに「ブランドステッカー/取扱説明書/保証書/セットアップガイド」などが付属予定だそうです)
また、今回INZONE M9と比較して特筆したいのはその「軽さ」。モニター本体はスタンド込みでINZONE M9と比べて、0.6kg軽い約6.2 kg。そして「大きい大きい」と言われ続けたACアダプターも少しスリムになり、縦6.5×横15.3×高さ3.6cmで重さ約300g。(最大出力時にも余裕をもった電源容量を採用し、安全性を高めるため部品や配置などにも気を配った結果、大型化しているそうです)
逆に少し惜しい点としては、PS5ユーザーの私としては、PS4/PS5はHDMIしか対応していないので、DPケーブルだけでなくHDMIケーブルも付けて欲しかった。(HDMIはPS5付属のものを利用しました)
最初にスタンドの足を組み立てます。INZONE M9と同じくネジ2本止めで、スタンドと足の接合部分に2点の突起ガイドが付いており、ネジ止め前にもカチッと嵌まって安定しました。一人でも組み立てやすくて助かります。
次にモニター本体を、うつ伏せにして置いて。
本体背面のジョイント部分に、スタンドのフックを引っ掛けてそのまま押し込む。このあたりはINZONE M9と全く一緒ですね。
INZONE M3でもスタンド内の空洞にケーブルを通して配線を後ろへ逃がせます。A型の私には嬉しいスッキリ配線。
5分程度で組み立て完了です。左下に写っているINZONE H9と、PS5本体は私の私物です。(INZONE H9は前回のレビューから自腹で買いました。すごく良いヘッドセットなので是非当店でお買い求め下さい!)
外観はINZONE M9とほぼ一緒。正面に見えるベゼル部分はつや消しの黒縁で、画面もノングレアで目に優しく長時間のプレイにも耐えられそうです。
設置時の寸法は、横幅:約61.5cm×高さ:約40.9~47.9cm(変動)×奥行:約24.8cm。
1本足が手前に出て来ますが、ゲームプレイにはそこまで邪魔な印象はありません。(モニター背面を壁ぴったりに付けたい場合は、別売りのアームなどを使う必要があります)
高さ調節は46mm~116mmと、70mm幅の無段階調節が可能です。片手でスルーっと動くのは気持ちいい。
傾きは0°~20°まで対応する無段階調整のチルト機能があるので、自信の環境に合わせた設置が出来ます。
何個も背面にボタンがあっても、指先の感覚だけでは分かり辛くて誤ポチも多い中、慣れると非常に便利な背面スティック式ボタン。スティック押し込みや右に倒すと決定、左で戻る、上下でカーソル移動です。
外観はINZONE M9同様美しいホワイト基調のシンプルデザイン。PS5との相性もバッチリです。まだまだ真っ黒なデバイスばかりのゲーミングギア業界ですが、年々増えている女性ゲーマー達にも嬉しい選択肢かと思います。
今回少し残念(?)だったのは、INZONE M9ではあった背面の光る部分。INZONE M3ではそれがなくなっていました。(光そうな部分は付いてますが、光りません。多分INZONE M9と筐体を統一しているからかも)まぁゲームに集中する上では余計な光源は無いに越したことない&これがコストカットに繋がっているなら、ユーザーのおサイフ的にも優しい変更点です。
言語設定は「OSD メニュー」から。日本語以外にも多数あり、全12種類もの言語に対応しています。さすがグローバル企業Sony。
◆画質調整
INZOEN M3はPS5連動で「オートHDRトーンマッピング」がついているため、基本はHDRをオンにしたままで最高の画質を楽しめます。しかしながら、今回は「映像の美しさ」よりも「敵の見つけやすさ」に重点を置いた細かい画質調整が出来る事もご紹介していきます。)
まず最初に、画質調整をする際は映像を出力するデバイス側で先にHDR機能をオフにする必要があります。(PS5なら「設定>スクリーンとビデオ>HDR」で変更できます) HDRは自動で最適な輝度にコントロールしてくれる便利機能ですが、今回はゲームの視認性・見やすさを上げる為にあえてオフにして、モニター側で手動設定をしていきます。
次に「画質モード>プリセットモード>ゲーム1」で選択。(最初からFPSゲーム向け設定もありますが、今回はさらに細かく自分好みの設定を探すために、プリセットを自分で作成します)
これでようやく画質調整が設定出来る用になりました。(後述に、私がプレイしたゲームのオススメ設定も載せますので、よければ参考にしてみてください)
クロスヘア表示もできちゃいます。種類も豊富。
ゲーム内のクロスヘアとも1ミリもズレはないので、精度もバッチリ。(大会などでは使用できないので、エイム感覚をつかむ練習機能として使ってみてください)
フレームレートカウンターをモニター左上に常時表示も可能。PC/PS5側の出力状態を確認出来るので、ここの数値が大きく下がる場合はゲームのグラフィック設定を変更するなどして、快適な環境を探せます。
タイマー機能を使うと、画面右上に設定した時間でカウントが表示されます。試合時間の確認や、ついつい遊び過ぎてしまうゲーム時間を自分でコントロールしたりできます。
ブラックイコライザーは数値を上げる程、暗所を明確に映し出してくれるので、視認性が高くなります。逆にホラーゲームなどでは良く見えすぎてしまい、臨場感に掛けるのでゲーム毎に使い分けがオススメです。
これ以外にもVRRや応答速度の項目もありますが、これは基本ONや超高速にしておけば問題ないかと思います。
各種機能もいじくり倒したので、それではいよいよ実機プレイいきます。今回レビュー用にプレイしたのはPS5版の「CoD: MW2 (2022)」「バイオハザード ヴィレッジDLC:Shadows of Rose」「ファイナルファンタジーVII:リメイク」の3タイトル。
FPSプレイヤーなら誰しも1度は耳にした事があるであろう大人気FPSシリーズ。その最新作に私も現在進行系でどっぷりハマっております。プレイヤーランクも、レビューを書いている時点の上限55なので、少しは信憑性のあるレビューが出来る…はず?
動画の2:04あたりで角待ちの敵へジャンプで攻めに行く際、正面にいた敵は見えていましたが、右下に伏せている敵にも着地前に気づけ、素早く対処できました。INZONE M3の視認性の高さに助けられました。
また、動画の5:05あたりのウィールソン-HS(ラジコン戦車)で敵陣へ攻め込む際や
7:55でテニスコートへ出る際などは夕焼けの逆光で見づらいシーンでしたが、これもINZONE M3ならではの色彩と視認性の高さが功を奏し、敵を蜂の巣にする事が出来ました。
このマップは屋外が夕焼けの逆光が強く、暗めの室内との出入りもあり明暗の分かれるシーンも多いですが、INZONE M3の視認性の高さに助けられ、トップでこの試合は勝つことが出来ました。
また、我が家の嫁も最近、私からコントローラーを奪ってWM2をプレイするのにハマってます。FPS初心者の嫁からも、INZONE M3は見やすいと好評でした。
続いてはこちらも10月に発売したての、バイオ8追加DLC「シャドウ オブ ローズ」。MW2と発売時期被って中々プレイ出来てませんでしたが、今回のINZONE M3レビューに乗じて一気にクリアしてきました。(ネタバレにならない程度でレビュー載せます)
動画冒頭の研究室のシーンでは背景のカラフルな薬瓶も、しっかり色を見分けられます。
明暗はしっかり表現されており、館内の薄暗さとカンテラ光源の明暗、屋外の雪に囲まれた淡い青と白の世界は、とても美しく表現されています。
何はともあれ、INZONE M3を通してローズの可愛さがしっかり伝わってきたので大満足です。
日本を代表するJRPG作品のファイナルファンタジー。その7作品目のリメイクも今回プレイします。
街中を歩くだけでも、そこに息づく人々の仕草や、オレンジの街頭灯る街並み、煌々と燃え上がる炎をリアルに感じ取れ、より作品の世界観へ没入していきます。
また、戦闘シーンではINZONE M3の高リフレッシュレートがしっかり活かされ、激しい剣さばきや魔法も残像やチラつきなく、なめらかに表現されていました。
FPSなど「勝利する」事を優先したいゲームタイトルでは、HDRをOFFにして、美しさよりも見えやすさを重視した手動設定。逆にアクションやRPGなどは、最適な画質に自動調整してくれるHDRをオンにするのがオススメです。(あくまで私のプレイ環境・主観で良かったと思っただけなので、実際にご自身に合う設定を探してみてください)
CoD MW2 | バイオ8 | FF7リメイク | |
ゲームジャンル | FPS | アクション | RPG |
HDR | OFF | ON(場合によってはOFF) | ON |
明るさ | 90 | 80 | - |
コントラスト | 100 | 80 | - |
シャープネス | 80 | 50 | - |
ガンマ補正 | 2 | 2.2 | - |
色合い | 50 | 45 | - |
色の濃さ | 65 | 70 | - |
色温度 | プリセット”中” | プリセット”低” | - |
ブラックイコライザー | 3 | 2 | - |
はたのコメント | FPSのような対人ゲームでは敵の視認性を第一に、HDRをOFFにして細かく視認性を高める設定がオススメ。 シャープネス強めでクッキリ見えつつ、目も疲れないよう、色の濃さ・黒レベルも抑えめに。ブラックイコライザーも最高値の3で暗がりにいる敵もしっかり視認。 |
映像の美しさと「見えない恐怖」を感じる為に、HDRはONがオススメ… ですが、「見えない所から襲われるのが怖すぎる!」という方は、HDR」をOFFにして、薄暗がりも丸見えにする設定もOK。 こういう細かい設定が出来るのもINZONE M3の良い所ですね。 |
美しい背景や戦闘エフェクトなど、カラフルな色彩と映像美を楽しめる作品なので、自動で最適な画質に調整してくれるHDRをON一択! 難しい設定は機械に任せて、ゲームに没頭しましょう。 |
・残像やチラつきの無い画面のヌルヌルさと応答速度も早く、コンマ1秒を戦うゲームプレイヤーには強くオススメ。
・作品ごとに画質調整をする事で、さらに視認性と迫力を両立してプレイ出来る。
・発色の良いIPSパネルなので、ゲーム以外の普段使いもしやすい。
・INZONE M9同様、PS5ユーザーなら合わせ買いしたくなるデザイン性。
・INZONE M9同様、内蔵スピーカーは音量・音質共に正直微妙。効果音や足音はもちろん、キャラのセリフすら良く聞き取れないので、必ず別でヘッドセットやスピーカーは用意した方が良いでしょう。
・開封レビューでも書きましたが、PDポートを搭載していないPCもまだまだあるので、HDMIケーブルも付属で欲しかった。(ゲーム機本体にHDMIケーブルが付属する場合がほとんどなので、コンシューマ勢は困らないかも知れません)
・INZONE M9から比べてFull HDモデルな点もあって価格も少しリーズナブルに。それでも10.7億色表示など他社にはない画質があるからこその、お値段設定。(でもINZOEN M9同様、売れちゃうんだろうなぁ)
結論、ゲーミングPCのFPSプレイヤーなら「買い」です。
私も使うPS5の最大出力可能なフレームレートは120fpsまでなので、INZONE M9より大きく優れる240Hzの本領発揮出来るのは、ゲーミングPC環境になります。
ですが、可変リフレッシュレートでPS5にも最適な環境に自動調節されるので、もちろん問題なし。デザインもPS5とセットで飾りたくなる見た目なので、「INZONE M9には手が届かない…けどSony純正モニターが欲しい!」という方にもオススメです。
メーカープロダクトにもある通り、この「INZONE」シリーズは、ユーザーを「勝利」へと近づけてくれるゲーミングギアです。FPSのようなコンマ1秒を争うゲームでは、「視認性」が何より重要になってきますが、その「視認性」を極限まで高められる「INZONE M3」は、今まで見えなかった・気づけなかった敵や情報をプレイヤーに「見せてくれる」モニターだと私は感じました。
市場にはもう少しリーズナブルなゲーミングモニターも山ほどありますが、この勝つための機能をふんだんに盛り込んだ「INZONE M3」でしか体験出来ない「勝利」もあるかも知れません。
このレビューでは私がスマホで撮影した写真・動画でしかお見せできていない為、もしお近くの電気屋さんなどでデモ機に触れる機会があれば、ぜひ1度その目で体験してみて下さい。(そして気にいって頂けたらお買い求めはぜひ当店で!)
思い起こせば小学校頃、初めて「ゴールデ○アイ007」をプレイしてから早25年。その後もCodシリーズやサドンアタック、AVAなどにどっぷり使った学生時代を過ごしてきました。そして大人になった今でも、ゲームは当分卒業できなさそうです。
学生時代はお金はない代わりに時間はあったので、デバイスや環境のハンデをひたすら練習でカバーしてきましたが、社会人ともなるとその時間も有限。仕事から帰って寝るまでの限られた時間で少しでも楽しく遊ぶために、この「INZONE M3」と共に最高のプレイ環境整えて、自分時間を満喫してみませんか?(冬ボーナスが出たら是非)
もちろん、学生の方々にもオススメです。価格はお高めですが、動体視力もある若い内から良いデバイスで練習する時間を作れる事で、今後ゲームスキルはさらに成長するはずです。プロゲーマーやストリーマーも職業として認知され始めた昨今、「ゲームが上手い」を仕事に出来るチャンスもあるかも知れません。今年のクリスマスやお年玉の使い道がまだ決まっていなければ、ぜひこの「INZONE M3」も候補に入れて頂けると嬉しいです。