春から夏にかけてのキャンプや外遊びではクーラーボックスが重宝しますよね。最近のクーラーボックスは見た目がおしゃれなものから使い勝手が実用的なもの、保冷力が上がり、安価なものから高価なものまで本当にさまざまな商品が販売されています。
そして最近は電気式のクーラーボックスも人気急上昇!
アウトドア用品のギアを作っているメーカーのDometicは電動式・非電動式両方のクーラーボックスを開発。今回はDometicの商品を軸にクーラーボックス選びを解説します。
春から夏にかけてのキャンプや外遊びではクーラーボックスが重宝しますよね。最近のクーラーボックスは見た目がおしゃれなものから使い勝手が実用的なもの、保冷力が上がり、安価なものから高価なものまで本当にさまざまな商品が販売されています。
そして最近は電気式のクーラーボックスも人気急上昇!
アウトドア用品のギアを作っているメーカーのDometicは電動式・非電動式両方のクーラーボックスを開発。今回はDometicの商品を軸にクーラーボックス選びを解説します。
もくじ
Dometicは、1922年に二人の若いスウェーデン人のエンジニアによって立ち上げされたブランド。アウトドア用品にまつわるギアを開発・製産しています。デザインと機能性で数々の賞を獲得しながらも、しっかりと環境配慮されたものづくりをしているのも特徴。持続可能性を意識した製品設計でグローバルリサイクル規格認証も獲得。リサイクル済みペットボトルを使用するなど、自然を愛し自然のなかで遊ぶ人にとって、環境負荷が少なく、消費行動に矛盾が生じない製品を提供しています。
クーラーボックス選びはデザインの好みや機能、素材、使い勝手などが気になってしまいますが、まず考えるべきは大きさです。
用途が多岐に渡る場合は汎用性を高めて大きめになりますが、クーラーボックスの場合、食材や飲み物、氷や保冷剤が入ることで大きさと重さは比例します。重いクーラーをどう移動させるのかを考えましょう。
※誰が持ち歩くのかも重要。重いものを片腕で持つ自信がなければソフトクーラーやタイヤ付きやキャリーに乗せる。
手持ちの場合、奥行きがあまりないスリムタイプがおすすめ。
※駐車場から使用する場所への移動が長い場合はキャリーに乗せるなど工夫が必要です。
・すでに冷えているものを短時間保冷する → ソフトクーラー
・ナマモノの備蓄・水を張り保冷剤を入れてクーラーで冷やす → ハードケースのクーラーボックス
・常温のものを氷や保冷剤なしに冷やす → 電気式クーラーボックス
クーラーボックスの中に入れるもので液漏れの恐れがある場合、ソフトクーラーはNG。液が漏れるなど汚れるようなものは、栓があるものが便利。
ナマモノを長時間入れたり、氷を張って缶ジュースやビールを冷やしたりするなら、保冷力の高いクーラーボックスがおすすめ。
・移動、短時間保冷する → ソフトクーラー
・1日以上 → ハードケースのクーラーボックスや、電気式クーラーボックス
キャンプ場近くのスーパーで食材を購入し、昼には食品を使い切るならソフトクーラーや発泡スチロールボックスでOK。ただし、2泊3日のキャンプで長く使うようなときや、日陰がない場所での外遊びをする場合なら、価格は高くなりますが、保冷力が高ければ高いほどいいのがおすすめ。
クーラーボックスは、以下の3種類があります。特徴をチェックしましょう!
⑴軽い
⑵ コンパクトになる
⑶ 保冷力は高くない
⑷ 耐久性は低い(鋭利なものに弱い)
※Dometicにはソフトクーラーの製品はありません。
⑴ポータブル電源と組み合わせることで長時間の使用が可能
⑵充電式もある
⑶常温の食品を冷凍することもできる(冷蔵庫や冷凍庫として使える)
Dometicではポータブルで14.5L・2Way(36L)・3Way(31L)・75Lがある。
おすすめは、14.5L。9.5kgです。これ以上になると重くなり(例えば35Lは本体だけでも16.8kg)、35Lにパンパンに食材を入れれば20kg近くなることも。重量があるものを扱える人には35Lもおすすめ!
ちなみに、14.5Lは350mlの缶が19本収納可能。車の電源でも稼働します。チャイルドロック機能があり子どもが不用意に開けてしまうことを防ぎます。
キャンプで電気式を使う場合、電源サイトを予約するか、ポータブル電源を持っていったり、車で充電したりと電気まわりも意識しましょう。
いくらよい製品を選んでも、使い方が間違っていればパフォーマンスを十分に発揮できません。
クーラーボックスを正しく使うポイント!
複数のクーラーボックスを使用する場合や飲み物を取るときなど、どこに何が入っているかわからなくなり、開けてゴソゴソ探すことになりがちです。
しかし、蓋を開けた状態が長ければ、保冷のための冷気は開けた途端に瞬時に空気中に流れ出ますし、せっかく保冷している食材も温まります。
クーラーボックスを使うときは、冷気は下がる、熱は上がる、ということを思い出しましょう。そのため、基本的に保冷剤が少ない場合は食材の上に置く。
保冷剤の数やクーラーボックス内のスペースに余裕があればそれぞれの面に配置するのがベスト。また、地面からの熱を防ぐために、クーラーボックスを地面に直置きしないこと。
常温のものを効率的に冷やすには、水を張って大量の保冷剤や氷を入れ、冷えた水に漬けることで接触する面積が増えるため、氷水のほうが早く冷えます。
または、すでに冷えている飲み物に対して大量の氷を入れて冷気によって保冷する、という手もあります(常温のものを保冷剤の冷気で冷やすのは期待できません)。
結論!
キャンプで長期ステイや暑い場所で使うなら複数使用がおすすめ
容量は作るものや食べる量などによって一概にこれと決められませんが、2名で1〜2泊のキャンプの場合、車のスペースに余裕があれば、電気式を迎えて以下のような分担をするのが快適ではないでしょうか。
・電気式クーラーボックス(14.5L ) → お肉や魚介、乳製品、デザート
・ハードクーラーボックス(20L) → 飲み物やソーセージ等加熱済みの食材
・ソフトクーラー → すでに冷えているドリンク、熱に弱い野菜など
キャンプ場近くのスーパーで食材と氷を買い、とりあえず保冷したいものはスーパーの駐車場でさくっとソフトクーラーに入れ、氷はハードクーラーへ。キャンプ場に到着したらハードクーラーボックスにそれぞれ仕分けするのが現実的かと思います。そこに電気式が加われば、安心してお肉や魚介などナマモノを扱えるようになるためキャンプご飯のレパートリーが増えることでしょう。
※重いクーラーを持てる人は、電気式14.5L+ハードクーラー35Lでもよいかと思います。
Dometicのキャンプ用品、ボトルなどもお取り扱いございます。
クーラーボックスと一緒にそろえて、楽しいアウトドアライフをお楽しみくださいませ。
ライタープロフィール
井上 綾乃:フリーランスの編集者。主に実用書の書籍編集、雑誌では動画制作やアウトドア関連、料理やお菓子などのレシピ連載などを担当。