もくじ
「SRS-XE300」および「SRS-XE200」は、それぞれ最大24時間、16時間の連続再生可能なバッテリーを備えており、高音質かつ大音圧の音楽再生が可能な「X-Balanced Speaker Unit(エックスバランスドスピーカーユニット)」を搭載しながら、コンパクトで持ち運びしやすい本体を実現しています。
周囲に人がいるキャンプ場では大音量は流せませんが、音を絞ってもしっかりとした再生が行えます。誰の迷惑にもならないエリアでしたら大迫力のサウンドに包まれながら自然を堪能することもできるでしょう。
「ソニー独自の構造により広いリスニングエリアを実現」としている新技術「Line-Shape Diffuser」は、コンサート会場などで使用されるラインアレイスピーカーにヒントを得て開発されたということで、音が広く、遠くに届くということです。これによって屋外でも音がしっかりと耳に届きますし、一つのスピーカーでもサラウンド感のある音響を楽しめます。
Line-Shape Diffuser:線音源により広いリスニングエリアを実現する新技術(引用)
屋外でのリスニングでは、ポータブルスピーカーであることや防水機能など音響性能以外の面を重視する必要があったことで、音質面での妥協をせざるを得ないことがありましたが、「SRS-XE300」および「SRS-XE200」は、防水機能などアウトドア用の仕様を満たしながら妥協しない高品質なサウンドを提供してくれました。
待望の新作を観に行く前に予習・復習を・・・
アウトドア用のポータブルスピーカーとしては高評価となった「SRS-XE300」および「SRS-XE200」ですが、室内での実力はどうでしょうか?TVがない家も増えましたが、タブレットやPCで動画配信サービスの映画やドラマを見ることはあるかと思います。最近は、PCもタブレットもスピーカーの性能が上がって良い音になったので、スピーカーを接続したことでどこまで変わるか、という印象でしたが・・・
実際に映画の視聴の際に使ってみるとその迫力にびっくりしました。
屋外でのサウンドも高品質と感じましたが、室内で少しボリュームを上げ気味にして再生すると大画面のTVで見ているかのような錯覚になるほどサラウンド感のある迫力のある音響を味わうことができました。
また、スピーカーの置き場所は厳密に映像に対してセンターでなくても良いというのも手軽で便利です。脇に置いて再生しても臨場感のあるサウンドが楽しめました。
レビュー中に仕事の電話がかかってきてそのままハンズフリーで通話をしたのですが、こちらは相手の声もはっきり聞こえ相手にもこちらの声が明瞭に届いていたように感じました。スマートフォンのハンズフリー機能の場合、テーブルに置いて使うと聞き取り難かったり、伝わりにくいこともありますが、「SRS-XE300」および「SRS-XE200」を使用した場合には本当の意味でのハンズフリーで作業しながら通話をしても問題ありませんでした。
本体側にボリュームやペアリングなどのハードボタンが用意されているのも使い勝手の良さにつながっているように思いました。スマートフォンと接続するポータブルスピーカーの中にはボタンが最小限なものもありますが、とっさの操作の際にはハードボタンがあると便利です。
アウトドア向けのポータブルスピーカーは、お出かけ用途や、家ではキッチンなどサブ的に使う程度になりがちでしたが、「SRS-XE300」および「SRS-XE200」はこれ一台でパソコンやタブレットでメインスピーカーとしても使える実力を備えており、室内でもアウトドアでもメインになるという意味では高コスパだと言えるかもしれません。
スピーカーを探していた、検討していたという人は是非、こちらのモデルも候補に入れてみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
戸津 弘貴 :iPod Styleという音楽プレイヤーやヘッドホンなどを紹介する情報サイトを立ち上げてライターデビュー。現在は、スマートフォンやカメラなどのガジェットやアウトドア、防災関連のライターとして活動中。