テレワークで火災が2倍?気を付けたいOAタップの使い方 テレワークで火災が2倍?気を付けたいOAタップの使い方

テレワークで火災が2倍?気を付けたいOAタップの使い方 time 2022.03.28

「NITE(ナイト)=製品評価技術基盤機構」によると、年々減少傾向にあった「配線器具の発火事故」が、おととし以降増加の傾向を示しているということです。
「加湿器や空気清浄機などを暖房器具と合わせて接続して消費電力を超過してしまう。一定以上の電力を使うので、オーバーしてしまう」「ほこりがたまったまま使い続けて、電気が少しずつ流れて樹脂が炭化してしまう。炭は電気を通しやすく、ショートして火災につながる」など、コロナに伴うテレワークの広がりで、パソコンや加湿器・空気清浄機など、家で使用する電化製品が増えたことが影響しているとみられます。(NITEの説明会より)
実は、電源タップには寿命があり、交換の目安は3〜5年と言われています。1年に1回は点検し、異常が見られたら新しいものに取り替えるなどして安全に電源タップを使用しましょう。

「NITE(ナイト)=製品評価技術基盤機構」によると、年々減少傾向にあった「配線器具の発火事故」が、おととし以降増加の傾向を示しているということです。
「加湿器や空気清浄機などを暖房器具と合わせて接続して消費電力を超過してしまう。一定以上の電力を使うので、オーバーしてしまう」「ほこりがたまったまま使い続けて、電気が少しずつ流れて樹脂が炭化してしまう。炭は電気を通しやすく、ショートして火災につながる」など、コロナに伴うテレワークの広がりで、パソコンや加湿器・空気清浄機など、家で使用する電化製品が増えたことが影響しているとみられます。(NITEの説明会より)
実は、電源タップには寿命があり、交換の目安は3〜5年と言われています。1年に1回は点検し、異常が見られたら新しいものに取り替えるなどして安全に電源タップを使用しましょう。

こんなことに気をつけて!安全なタップの使い方

①電源タップのコードを引っ張ったり、踏みつけている

掃除機などで引きずった際に距離が足りなくてコードを引っ張ってしまう。コンセントを抜くときに面倒になって強く引っ張って抜いているなどを繰り返すと電線が断線して発火する可能性があります。また、椅子や家具などで踏みつけていると同様に断線することがあります。
コードが硬くなっていたり、波打った状態になっているなどの変形がみられたり、使用中のコードが熱くなっていたり、時折通電が途切れるなどがあった場合には異常が生じている可能性があります。

②家具の背面、机の下などホコリが溜まりやすい場所で使用している

ホコリが溜まりやすい場所で使用している場合は、コンセントのコネクタにホコリが溜まったり、プラグとコンセントの間にホコリが溜まる場合があります。ホコリが溜まった状態のところにコンセントを刺したり、プラグとコンセントの間にホコリが溜まっていると、不意の通電でホコリに引火するなどが起こります。

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③本体にヒビや傷、変形がある

樹脂(プラスチック)の本体部にヒビや変形などがみられる場合には、交換が必要です。また、プラグの金具が曲がっているなどの場合や、電源プラグがゆるい、グラグラするなどの場合も損傷の可能性があります。

④湿気の多い場所で使っている

洗面所や脱衣所、台所など湿気が多かったり水しぶきがかかったりする場所では、水濡れによるショートが起こりやすいです。また、ホコリが溜まっているところに水がかかったり、湿気でホコリが固着すると引火したりショートしやすい状態になります。

⑤コードを束ねて使っている

長さが足りないと困るからと、長いコードのタップを買って余ったコードを束ねて使っている人は要注意です。曲げ、折れが状態化して断線したり、加熱して皮膜が溶けたり変形、最悪の場合発火したりもします。
長さが足りないと引っ張られて断線の危険もあるので、使用する場所とコンセントの位置を測って、適切な長さのタップを選びましょう

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⑥たくさんの機器を繋いでいる

多くの機器を繋いでいると、消費電力が規定の数値を超えてタップに負荷がかかり故障しやすくなります。故障すると発熱、発火などの事故にもつながります。多くの場合、「最大1500Wまで」など消費電力のリミットが表示されていますので、それを超えないように接続しましょう。
家庭用のブレーカーは1系統20A以上で作動することが多いので、タップに1500W以上の消費電力の機器が繋がっていてもすぐには作動しないことが多いです。
※正確ではないですが、理解しやすく大雑把なイメージで説明すると、2000W以上の消費電力にならないと作動しないとなります。
リモートワークで、普段は使わないリビングなどに家族が集まって、それぞれパソコンを使ったり、TVを見たり、調理家電を動かすなどした場合、空いているタップから電源をとったら1500Wを超えてしまった、ということも起こりやすくなっています。

 

ワットメーター付きタップですと、使っている機器全体でどれくらいの電力を使っているかひとめでわかりますし、過電流防止装置がついているので事故が起こる前に電気を遮断してくれます。ホコリ防止シャッターがあるので使用してないコンセントにホコリが侵入するのも防げます

おすすめの使い方

リビングなど家族が集まって使う場所や、パソコンや高額な家電を置いている部屋には雷サージ付き、ほこりシャッター、トラッキング防止機構付きのタップがおすすめです。特に小さいお子さんがいる場合、コンセントにいたずらで何かをさして感電する事故もありますので、ほこりシャッターはそれらも防いでくれます。雷サージは、落雷の際過電流で機器が壊れるのを防いでくれます。パソコンやTVなど壊れると泣きたくなる機器は、雷サージ付きのタップに接続しておきたいです。

 

個別スイッチや一括集中スイッチがあるタップは使い所を工夫したいです。スイッチを切るということはコンセントを抜くと同じなので、時計(タイマー)などの機能がある家電は繋がない方がいいでしょう。
一方で、無線LANのアクセスポイントやルーターなど、たまにリセットしたい機器は、その都度コンセントを抜くのは大変です。そういう機器はスイッチが付いているとリセットしやすいですので、使い方のイメージが重要です。
3月、4月は新生活をスタートしたり準備をする時期でもありますので、部屋の模様替えや引越しのタイミングで電源タップをチェックしましょう。痛みがあれば新品に交換したり、家電の設置場所などに応じて適切な長さ、形状のものを選ぶなど、安全に使えるタイプを使うようにしましょう。3〜5年もタップを使い続けていると、コンセントは刺さっているが実は使っていない家電や機器なども意外とあるもの。この機会に電力の断捨離もしてみませんか?

ライタープロフィール

戸津 弘貴:iPod Styleという音楽プレイヤーやヘッドホンなどを紹介する情報サイトを立ち上げてライターデビュー。現在は、スマートフォンやカメラなどのガジェットやアウトドア、防災関連のライターとして活動中。

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