初めての一人暮らしで購入する白物家電(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど)は、長く使えるものを選びましょう。筆者は11回の引越しを経験していますが、自分を含めて周囲の友人知人も、20代~40代に白色家電を買い替えることは、ライフスタイルが大きく変わるときだけで、あまり買い替えたくない部類の道具だと思います。人によっては大学生の時に上京してからずっと使い続け、結婚して引っ越すことになってやっと買い換えた、などの人もいます。
一人暮らし用の家電は、需要が多いため新商品が常に出ます。つまり数年経つと価値が著しく下がるため、買い替えの売買は手間が高コスト。そのため、同僚・後輩・友人、ネットの交流サイトなどで譲るパターンが多いです。それならば、こうした白色家電は「長く」「飽きずに」「快適に」使える家電を選んで買い替えず暮らしたいものです。今回は白色家電の冷蔵庫選びについて解説します。
※ポイントを押さえる前に、まずは新生活を始める住まいのキッチンの寸法を把握しましょう。そして、どんな暮らしをしたいのかをイメージし、具体的に以下の3つのポイントを押さえましょう。
初めての一人暮らしで購入する白物家電(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど)は、長く使えるものを選びましょう。筆者は11回の引越しを経験していますが、自分を含めて周囲の友人知人も、20代~40代に白色家電を買い替えることは、ライフスタイルが大きく変わるときだけで、あまり買い替えたくない部類の道具だと思います。人によっては大学生の時に上京してからずっと使い続け、結婚して引っ越すことになってやっと買い換えた、などの人もいます。
一人暮らし用の家電は、需要が多いため新商品が常に出ます。つまり数年経つと価値が著しく下がるため、買い替えの売買は手間が高コスト。そのため、同僚・後輩・友人、ネットの交流サイトなどで譲るパターンが多いです。それならば、こうした白色家電は「長く」「飽きずに」「快適に」使える家電を選んで買い替えず暮らしたいものです。今回は白色家電の冷蔵庫選びについて解説します。
※ポイントを押さえる前に、まずは新生活を始める住まいのキッチンの寸法を把握しましょう。そして、どんな暮らしをしたいのかをイメージし、具体的に以下の3つのポイントを押さえましょう。
――置ける冷蔵庫の限界サイズや、ドアが右か左開きがよいかを確認する
新生活の住まいに(1)搬入できるか(2)置くことができる冷蔵庫の限界サイズを把握しましょう。
居住が決まった部屋のキッチンと、キッチンまでの通路やドアの横幅の寸法を測りましょう。冷蔵庫を搬入するときには、エレベーターの有無やドアの横幅、配置したい場所までに冷蔵庫が搬入できるかも重要です。
スタイルとは、冷蔵庫の上に電子レンジを置くかどうか。一人暮らしのキッチンとなると、1Rなど狭い間取りの場合場所の節約が必要です。冷蔵庫の上に電子レンジを置くかどうかをこの段階で決めることで本体サイズの高さの上限も決まります。また、身長が低い人は冷蔵庫の高さ、その上にレンジを置いたときに手が届くかどうかも重要です。ドアが開くほうに障害物や壁がないかなども住まいの間取りを確認して選びましょう。
――自炊派?料理を視野に入れるライフスタイルか?いずれ誰かと暮らすか?
①に付随しますが、居住する部屋のキッチンに置くことができる冷蔵庫サイズが決まったら、容量を考えます。以下が選ぶ目安になります。
(1)~99L :まったく自炊しない方 (自炊をしない暮らし向き)
(2)~150L:少し自炊 使い勝手良くレンジを上に置きたい方(一人暮らし・たまに自炊の二人暮らし)
(3)~200L:ほぼ自炊、買い物ストックしたい方向け(料理好きの一人・二人暮らし)
自炊するかまだわからない人は、いずれ生活スタイルが変わったときのことを考えて汎用性のあるサイズの(2)~150Lを選んでおけばよいでしょう。
冷凍庫には保冷剤や食材以外のものを入れることもあります。釣りやキャンプなど趣味を楽しみたい人はやはり小型よりも~150Lがおすすめです。
――初期投資を下げる? 使用頻度が低いか高いかイメージする
メンテナンスが必要かどうかは冷却方式で決まります。冷蔵庫の冷却方式は直冷式か間冷式の2つです。
直冷式は冷凍庫に霜ができるので、取り払うメンテナンスが月に一回は必要です。違いはスペック表を確認するか、見て判断するのであれば、直冷式の冷蔵庫は庫内を直接冷やす部品があり、庫内に空気孔がなく密室でシンプルな構造です。開閉をあまりしない場合、電気代が安くなりますが、霜取りのメンテナンスが必要。稼働音が静かです。
間冷式(ファン式):冷やした冷気をファンで循環させ、霜が発生しませんが、電気代がかかます。直冷式に比べてファンがある分、稼働音があると言えます。
以上、まずは寸法、そのあと3つのポイントを頭に入れて選んでみましょう。
この春から新生活を始めるにあたって、容量別でおすすめの冷蔵庫を紹介します。
中国の大手ブランドのハイセンスの製品。93Lで耐熱トップテーブル、直冷式。
スタイリッシュでシンプルなデザインです。調理をよくする人にとっては食材を扱う冷蔵が下にあることはややネックですが、自炊を頻繁に行わないなら、こうした効率的な構造の冷蔵庫のほうが省エネになり、電気代が抑えられるものがおすすめ。棚の高さは調整できません。
ハイアールも中国の大手ブランド。直冷式。耐熱トップなので電子レンジやトースターを置くことも可能です。冷蔵庫内の棚の高さ調節もできアレンジしやすいのも魅力です。冷蔵が101、冷凍が29L。ドアポケットは2Lのペットボトルを3本置いても余裕があります。
小型の140Lでありながら、冷凍庫が下にあって間冷式(ファン式)を採用しているタイプ。
冷凍庫は引き出し式で冷凍しているものが取り出しやすいのが特徴。さらに冷凍室が48Lと大きく、一人暮らしで食材を買いだめする人や作り置きする人におすすめ。幅が狭く、一人暮らしの小さめのキッチンでも対応しやすい。高さが1.3mほどで、電子レンジを置いても小柄の人でも届く高さ。
二人暮らしになっても使えるサイズ。冷凍庫は下にある間冷式(ファン式)で、冷蔵室は94L、冷凍質は58Lと余裕のサイズ。ドアポケットには2Lのペットボトル4本収納可能。高さは1.2m。大きな特徴はドアが左右どちらも開閉可能で、庫内のガラストレーの高さは調整が可能と汎用性が高い。静音設計で稼働音が小さく1Rでも快適。耐熱トップで電子レンジも配置可能。メガフリーザーで収納しやすい冷凍庫。
在庫限り!
ライタープロフィール
井上 綾乃:フリーランスの編集者。主に実用書の書籍編集、雑誌では動画制作やアウトドア関連、料理やお菓子などのレシピ連載などを担当。