目的別交換レンズの選び方

撮りたいもの(被写体)から選ぶ、交換レンズの選び方です。

説明文中の焦点距離はすべて35mm判換算焦点距離で説明しております。
APS-Cの一眼カメラでは1.5(Canon機は1.6)で割った数値にてご検討下さい。
オリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ規格の場合は、2で割ります。
※例 : 文中300mmのレンズ = 300 ÷ 1.5 → 200mmのレンズ

運動会

焦点距離は幼稚園なら〜200mmくらいでも大丈夫、小学校では300mm~は欲しいところ

体育館での競技は暗いのでF2.8等の明るい望遠レンズがあると良いです

動くお子様を確実に捉えるため、AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)がおすすめです

おすすめレンズ

花芯などをしっかり写すため接写能力がキモ。焦点距離にも寄りますが「最短撮影距離」が短いものを選んで下さい。

また、「最大撮影倍率」が1に近いものを選ぶと良いでしょう。

ピント位置を思い通りにコントロールするならマニュアルフォーカス(MF)は必須。 ピントリングの操作性の良いものがおすすめです。

おすすめレンズ

乗り物

写すモノ・ロケーションにもよりますが、標準ズームはもちろんとして、望遠レンズは200mm~は欲しいところ。

AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)がおすすめ!

食べ物

料理を大写しにするなら、50mm前後で最短撮影距離の短いレンズがおすすめです

ピント位置を思い通りにコントロールするならマニュアルフォーカス(MF)は必須。
ピントリングの操作性の良いものがおすすめです。

おすすめレンズ

外で人を撮るのなら75mm~135mmくらいの中望遠、「f値」の小さな明るいレンズがおすすめ。 背景がふわっとボケた印象的な写真が撮れます。 あまり離れずに全身を撮りたいのであれば、広角~標準くらいのレンズが良いでしょう。

おすすめレンズ

風景

雄大な自然や神社仏閣などををダイナミックに撮るのなら、超広角レンズがおすすめ!

24mm~の標準ズームがあると広角も中望遠も一本で撮れて旅行の時など便利です。 28mmスタートだと、ちょっともの足らないかも!?

空をくっきりと青く写す、水面の反射などをコントロールするのにはPLフィルターがマストアイテムです!

ブツ撮り

商品を歪ませずしっかりと写すため、50mm以上の焦点距離で撮ると良いでしょう。 離れたトコロから望遠レンズで撮るのもアリです。

映り込みなどをコントロールするのにはPLフィルターがあった方が良いです。

あかちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんの小さな手。マクロレンズなど、最短撮影距離の短い「寄れる」レンズがおすすめです。

小さな赤ちゃん。全身は、標準~中望遠レンズでちょっと離れたトコロから撮るのがおすすめ

「f値」の小さな明るいレンズがおすすめ。背景がふわっとボケた印象的な写真が撮れます

おすすめレンズ

子ども

部屋の中では、50mmくらいの「f値」の小さな明るいレンズがおすすめです

お子様が動き回る外では、標準・望遠のズームレンズがおすすめ!

画質やAF性能は少し落ちますが、レンズ交換不要の「便利ズーム」も便利

動くお子様を確実に捉えるため、AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)がおすすめです

ペット

室内で撮るのには、大口径の標準ズームなどがおすすめです

元気なペットには、AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)の望遠ズームがおすすめです。

おすすめレンズ

動物園

遠くの動物も捕れる、AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)の望遠ズームがおすすめです

夜行性の動物など暗い部屋では、「f値」の小さな明るいレンズがおすすめです

おすすめレンズ

水族館

基本的に薄暗い水族館。「f値」の小さな明るいレンズがおすすめです

イルカのショーなど、AFスピードの速い超音波モーターモデル(USM/SWM/SSMなど)の望遠ズームがおすすめです

レンズの説明


イチガンカメラ入門者の基本のキ。標準的な「画角」の写真が撮れるため、これさえあればなんとかなる!? ズーム倍率はコンデジと違ってせいぜい〜5倍ズームくらいです。
遠くのものを写したい、もっと大きく写したい!ときに活躍するのが望遠ズーム。 運動会などでは「300mm相当」をフォローしたいところ。 近くのものが撮れないこともあるので、「最短撮影距離」には注意して下さい。
自然をダイナミックに撮りたい! 建物など、広く撮りたいけど後ろに下がれない! 撮影対象の近くでも全部おさめたい! というときに便利な超広角ズーム。 普通のイチガン(APS-C機)で使うと、良い具合の広角〜標準ズームとして使えることも。
ものすごく遠くのモノも大きく写せる超望遠ズーム! 鳥や、「圧縮効果」を利用した風景写真など使い方はいろいろです。
これ一本でOK !な便利なズーム。5倍どころか、10倍なんてレンズもあります。 旅行などには便利ですが、万能なぶん、レンズの明るさや画質、AFスピード などは専用のレンズに劣ります。
被写体を半分〜等倍で撮れるレンズ… といってもナンノコッチャですが、 簡単に言うと小さなものでもアップで撮れるようなレンズ。 赤ちゃんの手、花、虫など、幻想的な写真を撮ることができます。 もちろん、普通に使ってもOK! 基本的にMFで使うことになります。
まるで水中から見上げているようなまぁるい写りの写真が撮れるレンズ。 黒地に丸く撮れる「前周魚眼」と普通に写る「対角線魚眼」があります。 中心から極端に歪んだ特徴的な写真が撮れますが、人に使うには難しいかも。
超広角
ものすごく広く撮れるレンズ。24ミリよりも小さな画角を指し、周辺に行くほど 大きくパースがつきます。これも、人に使うには難しいかも。
広く撮れるレンズ。こんにちでは24〜28mmくらいのものを指します。 24mmくらいあると建物、自然、星などオールマイティーに使えます。 人を撮るときはアオリ気味で撮るとモデルさんみたいにスラッと長い足で撮れます。
人間がぼんやり見ているときの視界と同じくらいの、50mmを中心とした 35mm〜くらいのレンズ。部屋の中でお子様などを撮るのには50mmくらい (カメラがAPS-C機なら35mm)の明るいレンズが超おすすめ。 騙されたと思って、ぜひ手に入れてみて下さい。イイです。
70〜150mmくらいのレンズ。外で人を撮るなら断然コチラ。 花を撮るのにもまた、イイです
180、200mm〜くらいの望遠レンズ。
その名の通り、焦点距離がひとつだけ=ズームしないレンズのコト。 大きく写す/小さく写すは、ニンゲンが近寄ったり離れたりする必要があり、それでも追いつかない場合はレンズを換えるか/撮るのを諦めるか、となります。というとものすごく不便そうですが、写りはピカイチ! キヤノンの"EF50mm F1.8 II"やソニーの「はじめてレンズ」シリーズなど、お求めやすくて写りはバツグン、なんてレンズもありますのでぜひお試し下さい。 おすすめ入門レンズ→SEL50F18、SEL50F18F-C(フルサイズ対応)
「解放F値」が”2”よりも小さい、高い・(デカい・重い・)高性能な『松レンズ』。 センサーの大きさにもよりますが、解放F値が小さければ小さいほど「ふわっ」とした 写真が撮れます。ピントの合う範囲は狭くなりますが、ぜひ使いこなしてみたいものです。
F4
大口径レンズほどの明るさは無いけれど…といった質実剛健なレンズ。 明るさそこそこ、お値段そこそこ、重さもそこそこ。 バランスの取れた『梅レンズ』。